農水省のプロジェクト「SDGs対応型施設園芸 事例普及事業」に参画しました

統括研究員 谷川大致
監修・執筆統括研究員 谷川大致
農水省のプロジェクト「SDGs対応型施設園芸 事例普及事業」に参画しました

弊社は農林水産省が管轄する「令和4年度 SDGs対応型施設園芸 事例普及事業」プロジェクトに参画し、無事にミッションを終えました。
2023年2月28日には施設園芸分野を代表する皆さんに集まっていただき、オンラインでシンポジウムを開催しました。

「農業×SDGs 施設園芸の未来」シンポジウム

農業の世界でも「環境に配慮した持続可能な方法」は積極的に取り入れられています。個人農家さん、中規模農業法人、大規模研究施設においてさまざまな研究がなされていますが、これらの情報を一元化して事例をまとめた事業は存在しませんでした。

そこで農水省は新プロジェクトを立ち上げ、全国47都道府県の施設園芸の好例を調査し、共有すべき有益な情報をレポートにまとめることにしました。その仕事を受諾したのが弊社です。

これまで物理的な機械や設備、学術的な内容については研究し尽くされています。しかし、今回は中小企業診断士の視点から「施設園芸で働いている人の考え方・きっかけ」に注目しました。経営者の想いにこそ持続可能な農業のヒントがあるのではと考えたからです。

限られた期間に全国を飛び回り、47都道府県すべてについて経営者へのインタビューを敢行。訪問先は77件にのぼります。経験を積んだ経営者の話を深掘りできたのは、今回のプロジェクトが初めてだと思います。

小規模でも収益を上げているところはあります。全国のさまざまな地域で、新しいことが大好き、実験が大好きという農家さんがいます。そうした方々の試みが今の日本の施設園芸を育てたといっても過言ではありません。

インタビューの成果は農水省へ提出するレポートにまとめましたが、皆さんが応用できる要点については、このコラムでもぜひ紹介していきたいと思います。

次の世代のために一歩前へ進みましょう。

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