コンサルタントが見るPMIの世界
農業は、私たちの暮らしを支える上で、なくてはならない仕事。
しかし新型コロナウイルスやTPPによる価格競争など、世の中の流れに大きく影響を受けています。さらには農業従事者の減少、高齢化の加速、アナログ体制、一経営体当たりの経営耕地面積の拡大をはじめとする多くの課題を抱えていることと思います。
私はこれまで、「現状を打破したい」と思いながら、組織のため、部下のために汗を流されている経営幹部の方とたくさんお会いしてきました。
そのたびに共感していただくのが、今こそ幹部、つまり部下を束ねるリーダーの基礎的な役割を明確化すべきだということ。そしてその役割を果たすことが、つよい組織形成に必須の条件だと考えています。
業界では合併の動きがたえません。上層部が切り替わったことによる経営方針の変革も多くありますが、スピード感を持って理解し、行動する力が求められています。
方針を明確にとらえることで、業務の優先順位を判断する力も備わります。
部下と上司の年齢が離れていることの多い業界。関係構築を諦めてしまう方も少なくないのが現状です。しかし、いざという時に団結できる組織をつくるために、日頃から感謝の心を持ち、興味を持って声かけをするのが効果的。
「報・連・相をしなさい」ではなく、誘発させるようなコミュニケーションをとることが大切です。
ひとりひとりの未来を見据えて、部下と一緒に育成プランを考え、現在の業務に活かしていく。
部下の将来を考えられる環境では、人が定着する、つよい組織が育ちます。
組織の理想の形は、指示がなくてもひとりひとりが方針に向かって行動できること。その状態をつくるための動きこそが、リーダーの一番大切な仕事です。
毎年必要な資料はフォーマット化しておく。口伝されていた業務内容をマニュアル化する。指示を出して仕組みを整えることで、現場の疲弊を取りのぞくことができます。
5年後、リーダーであるあなたはどうなっていたいですか。
頼りにしてくれる仲間がもっといきいきと働ける環境を作れるように、視野を広く持ちたい。肥料、農機、その他多岐にわたる部門への理解を深めたい。
それぞれが目標をもち、革新のために研鑽を積むことが、将来の可能性を広げていきます。またそのような姿は、部下にとっての良いモデルケースとして、活力を与えます。
5つの役割を果たすリーダーは自然と、うまく部下に頼り、円滑に仕事を進められるようになっていきます。身動きが取れないくらいに疲弊していたのが、作業を振り分けていくにつれ、少しずつ気持ちが穏やかに。過去をうらやんだり、目の前の業務で精一杯になったりする現状を改善しています。
日々の業務の中、組織に根付いた考え方を内部から変えていくのは、かんたんなことではありません。そのために、私がいます。
前を向き、広い視野で、未来に向かって成長できる組織を目指す方々へ。
まずは一度、ご相談ください。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています