中堅の社員必見、できない部下を褒める方法

統括研究員 谷川大致
監修・執筆統括研究員 谷川大致
中堅の社員必見、できない部下を褒める方法

社内の中堅となっている30〜40代の皆さんにとって、若手とのコミュニケーションは悩みのタネではないでしょうか。何を話していいのか分からない、そう思って諦めてしまう人も多いと思います。

でも、職場のコミュニケーションが途絶えてしまうと業務で問題が発生します。会話がなければOJTが進まず、若手のスキルアップにつながりません。管理職などリーダー自身の業務がいつまでも楽にならず、チームの不満も溜まっていきます。

解決のためには、若手の行動を待つのではなく自分で動くのが一番です。よくいわれる「報連相」についても、こちらから「報せてもらえる、連絡してもらえる、相談してもらえる環境」を作りましょう。

効果的なのは「褒めること」です。今日から見つけられる褒めポイントを3つ紹介します。

仕事のプロセスが1つ前に進んだとき

例えば営業なら「受注」や「アポ」ができたとき、早期に資料が準備できたときはしっかり相手の成果について褒めます。
できればチームの皆がいる前で言葉にするのがおすすめです。

若手にとってタフな出来事があった翌日

何かトラブルがあった翌日、きつく指摘をした翌日なども、出社してくれたときに「出社してくれて安心した」「昨日はきつく伝えて悪かった」と伝えてもいいと思います。

また「あなたがあのお客様の対応をしてくれているおかげで、他のメンバーが他の業務に注力できる」と若手の存在意義を伝えるのも有効です。苦労を感じている若手ほど貢献を実感できる言葉です。

日々の活動の1つ1つ

営業職なら、帰社したときに「今日はどうだった」と様子を尋ねて「ありがとう」とねぎらいましょう。1件訪問してくれたおかげで1件分の情報が蓄積できたのは確かです。小さくとも成果があった事柄として言葉で表しましょう。

総括

言葉をかけるときは、こちらが言うことより若手の話を聞くことを意識します。お互い負担のない会話が増やしていくのがコツです。

次の世代のために一歩前へ進みましょう。

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