農水省のプロジェクト「SDGs対応型施設園芸 事例普及事業」に参画しました
私たちは全国の農協や農機センターを訪問してマネージャー研修を行っています。
お話を聞くと、組織の中堅であるマネージャーさんたちが抱えている問題はどの支店でも似ています。
まだ仕事を覚え切れていない若手、仕事を覚えたけれど我流で進めていくベテラン、せっかくのお客様情報を共有し切れていないチームなど、マネジメントが進めにくい関係や要素がたくさんあるのです。
でも管理職としてこれらをうまく回し、チームのパフォーマンスを上げることはできます。
まず推進の基本となる仕組みを作りましょう。すぐ実践してほしいのは次の1点です。
レバレートやショートパーツ代金はどの組織でも設定があります。
お客様のところへ出向いたら必ずその料金を請求するように指導してください。なぜなら、農協の皆さんが持っている技術力は他の産業と比べても非常に高いからです。
農機はトラクター・コンバイン・田植え機などで構造が全く違う上、クボタ・ヤンマー・井関・三菱などメーカーごとに名称や機能も変わります。
それらの違いに対応できる知識と整備スキルは立派に料金をいただいてよいものです。
管理職や上司からのお墨付きがあれば、若手でも請求しやすくなります。
本来なら請求してよい料金をもらわずにいることは、実は会社に損害を与えているのと同じです。
日々の業務は決して善行やボランティアではありません。
例えば2万円の刈払機の整備に7000円+部品代がかかるなら、それをしっかり請求する。工数が増えて購入額に近くなるなら、性能が上がった新製品をお薦めする。
これは「ビジネス」の基本です。まずチームとして全員が適正な請求を実践できるようにする。具体的な推進や整備の方法、効率的に売り込む方法などを考えるのはその後です。
まず、チームのみんなが決められたことを守るようにする。明日からの目標としてぜひこれを目指してください。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています