農業の発展を本気で目指しているのにも関わらず、売上が上がらない・利益が上がらない、コロナや世界情勢、為替の影響もあり様々な課題に直面して困っている事業者様は多いのでしょうか。
なかには本来価値あるものなのに、自分たちの強みや価値・オリジナリティを伝えきれていないため売上が伸びず苦労している事業者様も多いことと思います。
ここでは、そんな農業に携わる事業者様に向けて2023年度現在で使える補助金や申請方法について紹介してみたいと思います。
日本の補助金はおおよそ5年スパンで新設・見直しが繰り返されています。また、国にとっては補助金を給付するのが最終的な目的ではなく、5年間のなかで考えられた「政策」に沿っているかが重視されます。そのため最終的なゴールは政策実現の有無と言っても過言ではないです。
補助金は積極的に活用しましょう。お気軽にご相談ください。
せっかく使えるのに「面倒だから」「よく分からないから」という理由で補助金を使わない事業者も多いですが、これはかなり勿体ないと思います。使える補助金はぜひ積極的に活用してみてください。
補助金は特別な資格がなくても事業者であれば誰でも申請できるものではありますが、補助金の申請でお困りの方はぜひ一度ご相談ください!
メールフォームはこちらここからは2023年度現在で使える補助金の一部を紹介します。以下で紹介する補助金以外にも、地方自治体や異なる省庁が主催する補助金、助成金などもあります。会社ごとに使える補助金は変わってくるので、詳細は一度ご相談ください。
有名なものだと「ものづくり補助金」があります。
中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者 保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させるための設備投資等を支援することが事業目的として公表されており、最大3,000万円の補助金を申請することができます。
IT導入補助金は、通常枠(A・B類型)、セキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)があり、最大で450万円の補助金を申請することができます。
事業再構築補助金は経済産業省が主導する補助金になります。
コロナウイルスの影響が長期化するなか、当面の需要や売上の回復が難しい事業者を対象に、事業転換・事業再編成を行うための補助金です。
補助金額は通常枠で最大8,000万円、グリーン成長枠では1.5億円となっており、新規事業で成長を加速させる大きな足掛かりとなる可能性の高い補助金になります。
過去に私が携わった事例としては、普通に農業をしていた事業者がコロナで出荷先が減り収益が低迷したのをきっかけに、観光農業を始めたケースなどがありました。
ここまで補助金について紹介してきましたが、いくら多額の補助金があっても正しく使えなければ意味がありません。大切なのは、どのような農業をめざしたいのかビジョンを定めることが重要です。
例えば、大規模化し少ない人手で効率の良い生産を目指すのであれば、機械設備への投資が必要です。
機械化しづらく人の手をかけてこそ価値の生まれる生産を目指すのであれば、研修など人材育成への投資が必要になります。
しかし、注意点として機械設備を入れてしまえば、機械設備のメンテナンスの維持コストがかさみ、経営の負担になることも想定されます。
良いものを安く作っているのに消費者が良さを気づいてくれないときは、宣伝広告への投資が必要になるなど、それぞれの会社の環境や現状において実行すべき内容が異なります。
また、昔ながらの設備をそのまま使い続けて効率が悪化していたり、給料や待遇面での問題から優秀な人材が定着しない・離職率が高い・職業教育ができていないといった根本的な問題解決にも補助金を活用するのは有効な手段だと思います。補助金を申請する前にはぜひこういった将来のビジョンまで具体的に書き出してみてください。
私は中小企業診断士として数多くの企業で補助金を活用した施策やコンサルタントを行っているのですが、前職(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)では、国家プロジェクトの運営、評価、資金配分等の仕事をしていました。
官民両方の視野にて申請書類作成をサポートできるので、補助金を活用した事業展開を検討されている方はぜひ一度ご相談ください。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています