生和糖業株式会社 | 合同会社AMU経営研究所

生和糖業株式会社

  • 創立昭和34年11月4日
  • 所在地本社:鹿児島県鹿児島市金生町7-8
    工場:鹿児島県大島郡喜界町池治85-2
  • 従業員数52人
  • 資本金1億8,750万円

さとうきびの恵みを循環させ、喜界島の未来を支える生和糖業

1.事業概要

鹿児島と沖縄の中程に位置する喜界島は「隆起珊瑚の島」として知られ、基幹産業はさとうきびである。
生和糖業は、この喜界島を拠点に、島内に広がるさとうきび畑から集荷した原料を圧搾・濃縮・結晶化し原料糖を製造している。
製造した原料糖は、日本各地の精製糖工場へ出荷され、グラニュ糖などの砂糖に加工された後、全国のお客様のもとへ届けられている。

また、製造工程から発生するバガス(さとうきびの圧搾残渣)は、工場のボイラー燃料として活用されている。さらに、バガスの燃焼灰や余剰バガス等の製糖副産物は堆肥肥料として圃場に還元され、島の資源を島の中で循環させる仕組みが構築されている。
こうした取り組みは、環境を意識したサステナブルな事業運営を行っていると言える。

2.製糖事業における課題

喜界島では人口減少が進み、島内人口は6,000人を下回ってきている。これに伴い、製糖事業においても慢性的な働き手不足が大きな課題となっている。
さらに、厳しさを増す経営環境の中、事業を維持・発展させるためには、より多くのさとうきび原料を安定的に確保する必要がある。そこで同社では原料80,000トンを目標に掲げ、喜界町やJA(農協)と連携しながら、生産量の確保に取り組んでいる。

一方で、農家の担い手不足も深刻な問題である。さとうきび生産を継続していくためには、1戸あたりの農地面積拡大と単収向上が不可欠となっている。
こうした課題に対し、水土里ネットワークシステムを活用した圃場管理の効率化、糖蜜を活用した圃場の地力改善、圃場の集約・集積など、主に三つの取り組みが進められている。

また、工場においては、12月から3月にかけての製糖期間に繁忙期を迎えるが、この時期に限定した期間従業員の確保が年々難しくなっている。
このため同社では、5年以上前から計画的な設備投資を進め、省人化・大型化による効率化を推進してきた。集中制御室への機能集約などにより、他社に先駆けた省人化が進められている。

3.社会貢献に関する取り組み

毎年、地元の農家や関係機関と喜界町糖業振興総会を開催し、「収穫面積・生産量の経年推移」や「さとうきびの買入糖度・買入価格・トラッシュ率・歩留の経年推移」、「集積・集約の必要性」を示し現状の見える化や一体感の醸成に努めている。

この取り組みも含め、定期的に『さとうきび通信』を発行し、さとうきび栽培に関する情報発信を続けている。
喜界町とJA(農協)と農家と当社がタッグを組んで、これまで当社が蓄えてきた知識やノウハウを島内の農家に共有することで、地元喜界島のさとうきび産業の継続的発展の為日々取り組んでいる。

4.SAFへの想い

SAFについて大変興味を持っており、積極的にシンポジウムやセミナーには参加している。喜界島は耕地面積の72%、農畜産産出額の65%がさとうきびであり、さとうきびで生きていく島である。

しかし、今後の環境変化を見据えると、砂糖を作り続けるだけでは産業が衰退する可能性もあり、さとうきびの付加価値を上げていくという観点ではSAFは大きな一つの選択肢になり得ると考えている。 SAFの事業性が見出せれば、老朽化した工場設備の更新や冬場の製糖繁忙期に対する労働力の平準化も図れる可能性もあるのでSAFには大いに期待しており、検討が早く進むことを期待している。

企業理念

※生和糖業株式会社HPより

次の世代のために一歩前へ進みましょう。

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