農水省のプロジェクト「SDGs対応型施設園芸 事例普及事業」に参画しました
今後は農家の数が減り、2030年には現在の半分にまで減ると予想されています。そんな状況でも日本の農業をつなげていくためには、残された農家や農業法人の生産効率を上げるしかありません。
そこで大きな効果を期待されているのが「農業支援/農業アウトソーシング」サービスの拡大です。
また、それらの導入を助けるサポーターとして、農協や農機メーカーの存在も見逃せません。農業のシュリンクを防ぐためにも、これから農協や農機メーカーができるサポートや支援方法について考えます。
農業での外注先には「A.作業サポート型/B.判断サポート型」があり、大きく分けて以下の4つがあります。
農林水産省も「農業支援サービス」の重要性に気づいて、この分野の事業者育成に向けた予算を増やしています。「農業支援サービス」は、これから成長していくビジネスでもあるのです。
農水省では全73事業者・87サービス(令和5年8月25日時点)をまとめたExcelファイルを公開しています。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/attach/xls/service-13.xlsx
正直これはかなり見づらいので、皆さんが探す場合はGoogleなどの検索で【農業支援サービス(地域名)(必要なサービス名)】と打ち込むほうが早いでしょう。
今後は1農家あたりの圃場面積が必ず拡大する未来が待っています。どの農家でも単体運営が難しく、外注先を活用しなければ行き詰まってしまうでしょう。裏を返せば、農家と「農業支援サービス」をうまく結びつける事業があれば多くの農家が助かると考えます。
すでに農機リースや土壌分析など「農業支援サービス」を行っている農協・農機メーカーはあると思います。しかし知られていなければサービスの持ち腐れです。
まず周知を徹底し、その上で考えられるのが以下の方法です。
土壌分析では41%が「売上が上がった」、35%が「単位面積の収穫量が上がった」と回答したデータもあります。
農業を継続させるためには、多くの農家が長期的な収穫・収入を上げられるようにするのが一番です。1軒や1団体で耕作できる圃場や収穫量は限られますが、人手・機械・分析などを外注できればまだまだ生産量を向上できる余地があります。
事業提供者からすれば、農協や農機メーカーはビジネスで組みたい最適の相手です。困る農家さんを減らすためにも今から積極的に「農業支援サービス」という新機軸を作っていきましょう。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています