当園の強みは、温室みかんの栽培技術があることです。
温室みかん栽培の生産者は高齢化、後継者不足により年々減少しています。
今ではこの地域で20名程となっていますが、生産者が集まり、ハウスの見廻りなどを実施し、勉強を重ね、栽培技術の向上に努めています。
また、当園は、この技術をみかんの他に、レモンや紅マドンナの加温栽培に応用しています。
当園は、愛媛県伊予市で家族経営にて温室みかんの生産を行う農家です。祖父の代からみかん栽培に携わってきました。小規模農家であったことから、みかんの栽培に有利な土地を手に入れることができず、里山の頂上など不便なところの畑を開墾して、みかん畑にしてきました。
温州みかんの栽培をおこなっていましたが、価格が暴落、その後、伊予柑に転換をしましたが、同じように価格が暴落し、大きな波を乗り越えてきました。
その頃、この地区で温州みかんの温室栽培が始まりました。昭和49年頃です。当園も、追随して温室みかん栽培を開始しました。現在は、温室みかんを中心として、紅マドンナや、せとか、レモンなど、施設を利用した柑橘栽培をおこなっています。
里山の頂上にあるハウスで撮影 池内社長
里山の頂上のハウス、道を作りハウスを建設
当園の強みは、温室みかんの栽培技術があることです。
温室みかん栽培の生産者は高齢化、後継者不足により年々減少しています。
今ではこの地域で20名程となっていますが、生産者が集まり、ハウスの見廻りなどを実施し、勉強を重ね、栽培技術の向上に努めています。
また、当園は、この技術をみかんの他に、レモンや紅マドンナの加温栽培に応用しています。
ハウス栽培のみかん
SDGsの取り組みについては、第一に、将来世代が困らない社会を残してあげたいという強い思いがあります。
農作業を通じて地球温暖化が進んでいることを肌で感じており、できることから手を付けたいと考えています。
その一つとして、化石燃料を使うことでの加温を減らすためいち早くヒートポンプを導入しました。
また、農薬の抵抗性の問題と使用を控えるために、ハダニ対策としてスワルスキーカブリダニを使うなど天敵による栽培を導入しています。
離農する農家から譲り受けた機材(リユース)
省エネは、前述のとおりヒートポンプを導入しています。
ヒートポンプの性能を高める為、多重被覆をしています。これにより、需要期に商品を出荷することができ、結果として売れ残りなどの商品ロスがほとんど発生しません。
また、離農者からいらなくなった設備を引き継ぐなど、産業廃棄物が発生しないように取組んでいます。
当園は、この地で、みかん栽培をはじめました。
みかんを取り巻く環境が大きく変化する過程で、どうしたら美味しいみかんを消費者に届けられるか試行錯誤してたどり着いたのが、温室みかんの栽培でした。
それは、北向き斜面などの不利な条件も克服できます。今後も環境の変化に合わせ、当園は試行錯誤を続け、CO2排出削減への取組も着実に進めていきます。
新設したハウス
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています