実験内容は以下の通りです。
結果がでるのは今年の5月の予定です。現段階では2~3日程度、生育速度に差が出てきました。
実証実験の背景には、「エネルギーコストの高騰」と「化石燃料使用削減の社会的な機運」がありました。
全国的に果樹関係でのヒートポンプ導入の実例は少ないので今回「みどりの食料システム戦略推進交付金」を活用し実証実験を開始しました。
設備投資の金額を考えると省エネ・脱炭素に対して投資する前に農業経営の安定化が最優先事項であるため、品質・コスト両面の効果的なエビデンスが無いと普及活動は難しいとのことです。
考えられる要因は以下の3つとなります。
山陰地方の寒さが大きなネックとなっています。
「ぶどう」栽培は平均13~15℃を保つ必要があり、10℃を下回ると生育に影響を与えます。その為、ハウスの多重被膜では賄えないためどうしても重油暖房の利用は避けられません。尚、今回の実証実験もヒートポンプ単体ではなく、重油暖房設備と組み合わせたハイブリッドタイプのものを導入しています。
又、ヒートポンプ導入に対しての懸念点の一つに「設備寿命が短いのではないか」ということが挙げられます。室外機が外にあり潮風があたるので、塩害の影響は大きいと考えております。
「ぶどう」に限って言えば、6次化は効果が無いと思います。
ぶどうはある程度の期間、収穫ができます。余計なものを増やすと1次が疎かになる懸念があります。1次の規模を挙げていくことが一番良いと思うとのことです。
SDGsに関するその他の取り組みについては以下の通りです。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
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