立光洋蘭園

  • 作物アンスリュウム、胡蝶蘭
  • 地域長崎県
当社概況

当園は昭和52年開園し、洋ラン生産を行っています。

先代である父親が、農業高校で胡蝶蘭に出会いました。胡蝶蘭は人工的に発芽させることができます。
無菌状態にしたフラスコの中に、蘭菌、さらには発芽に必要な栄養分を入れながら培養し、苗まで成長させていきます。当時の先進的なその技術に魅せられて洋ラン生産を始めました。

開業後は中古のハウスから150坪程度で栽培を始め、徐々に生産量の拡大を行い、現在では1,200坪、6万5,000株を生産しています。現在は2代目にその生産ノウハウが引き継がれ生産・販売を行っています。

立光洋蘭園 代表 立光真一郎氏

立光洋蘭園 代表 立光真一郎氏

当園の強み

当園が立地している土地は、日差しが強く、また洋ラン栽培に適した水質となっています。そのため大変品質の良い洋ランが生産できます。これらの地形的な要素をコントロールし、品質の良い洋ラン生産を行っていることが強みだと考えています。

胡蝶蘭

胡蝶蘭

SDGsの取り組み

ゴール5ジェンダー平等を実現しよう

胡蝶蘭は高価な植物なため、植えこむための鉢も陶磁器製の鉢が、重厚感があり、好まれる傾向があります。
しかし、陶磁器製の鉢は廃棄する際に手間やコストがかかります。
また、陶磁器の鉢は重量があり、女性従業員が持ち運ぶ際には重労働が強いられ、怪我をする可能性もあります。
そこで、竹で作られた鉢植えをお客様にはご提案しています。竹で作られた鉢植えは、重量も軽いため、女性従業員でも負担なく持ち運ぶことができます。

ゴール6安全な水とトイレを世界中に

現在、自動潅水システムを試験導入しています。
以前はスプリンクラーを使用していましたが、散水量が多く、大量の水を無駄にしていました。自動潅水システムを導入することで、適切な時間に適切な水量を胡蝶蘭に与えることができます。

自動潅水システム

自動潅水システム

省エネへの取り組み

発芽率が低く、フラスコの中で大切に苗まで育てられる胡蝶蘭は、かなりデリケートな植物です。
さらに、胡蝶蘭の生育が難しい点は「温度管理」です。最適な温度のもとで育ててあげないと、品質に悪影響を及ぼします。

それに加えて日本の夏、さらには冬の気温は、胡蝶蘭にとってかなりの大敵です。そのため空調管理をするためにヒートポンプによる空調システムを導入しました。ヒートポンプを使用することにより脱炭素に繋がります。

また、三層カーテン、二重ドア、遮熱シートを設置し熱効率を高め、無駄なエネルギーを使用しないようにしています。

空調システム

空調システム

その他

業者や仲間、農林技術開発センターの方たちに新しい技術などを教えてもらい、技術の試験導入を試みています。
光熱費の単価は上がっていますが、上記のような取組みすることによって、10年前と変わらぬエネルギーコストで生産を行うことができています。

結論

鉢植えなどの見た目は大切ですが、限りある資源を有効活用するには、消費者の意識を変えるような啓蒙活動が必要だと考えています。

次の世代のために一歩前へ進みましょう。

皆様からのご連絡をお待ちしています

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