当組合は西日本最大の大規模施設園芸団地で、軟弱野菜を中心に栽培しています。組合員数6戸、連棟のハウス数278棟にもおよびます。
当組合の延々と連なるハウス
設立経緯は、1994年、組合員の田中氏が、鹿児島市青年クラブに呼びかけ営農団地構想を立上げから始まり、1996年小山田一里原地区を県地域開発公社が買収、1998年農地造成開始、2000年移行順次硬質プラスティックハウス建設を実施し現在に至っています。
鹿児島県の気候の特徴である、台風による風雨や桜島からの灰による作物への影響を少なくすることで、こまつな・みずな・チンゲン菜・しゅんぎく・ほうれん草などを、周年出荷することに成功しました。
将来、孫、ひ孫が農業をやりたいといった時に喜んで引き継いでもらえる持続可能な農業を目指し、安全な農産物を生産できる農業、土づくりにこだわる農業、鮮度にこだわる農業、を実践しています。
当組合の強みは、まず、6農家の団結力です。
西日本最大級の営農団地というスケールメリットを生かし、一体となり減農薬・減化学肥料・完熟堆肥の施用により、設立以来、環境配慮型農業を目指しています。
また、周年で生産した農産物をアジアへの出荷に輸出できるよう、収穫から納品までの完全コールドチェーンを保有しています。ASIA-GAPも取得しています。
SDGsの取り組みについては、当組合は徹底した減農薬による生産体制と土づくりにこだわってきた「結果として」以下のSDGsに繋がる取り組みを実践してきました。
化学肥料・化学農薬の使用削減により水質汚染防止等を通じて、人々の健康や福祉に繫がる取組みとなっています。
当組合の圃場
徹底した減農薬と土づくりにより、農薬・化成肥料の廃棄物管理をすることで、ヒトへの健康や環境への悪影響を最小限に留めています。
当組合での重油による加温はしゅんぎくの栽培時のみです。施設は、鹿児島特有の風雨・桜島の灰からの悪影響を防ぐために使用しています。鹿児島県という暖かい立地のため、冬でも外気がマイナス3度程度までしか下がらず、ハウス内では2度程度を保つことができます。
当組合は、創業当時から、環境保全型農業を掲げ、土壌分析診断結果を用いた栽培・施肥計画を作り、南国に位置するという立地条件に合わせ、施設の加温を利用しないでも生産可能な、気候に適した農産物を生産することで、化石燃料を使用しない農業を実践し、CO2の排出量削減を実現しています。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています