SDGsの取り組みについては、地球環境を考えるといった大それたものではなく、普通の生活のなかで、子供たちのためにできることしっかりやっていうことだと思っています。
まずは、できることから手をつけるとして、ヒートポンプを導入し、重油の使用量を削減しました。
ハウスの加温は原則ヒートポンプを利用し、土壌の蒸気消毒の時に重油を利用しています。土壌消毒は、農薬ではなく、蒸気による熱を使うようにしています。
当社は、高知県で家族経営で1町3反の施設園芸設備を持ち、60年にわたりユリを栽培する農家です。
現在の社長の父親は、トマトの栽培名人と呼ばれていましたが、新しいこと、珍しいことが好きで、早くからユリに注目し、トマトからユリに栽培品目を変えました。
現社長夫婦も、同じく新しいこと、珍しいことが好きで、これまで、てっぽうユリ以外にオリエンタル、LAなどの新しいユリの品種にも挑戦してきています。息子さん、娘さんも経営に加わり、家族で意見を交わしながら新しいことに挑戦をしています。
森岡さんご夫婦
1か所に集約された、1町3反12棟の施設園芸施設
当社の強みは、なにより業界内での知名度です。
近くにユリの球根の輸入で有名な㈱中村農園があり、中村農園の国内・海外の取引先が、実際の栽培現場を見たいということで、中村農園の紹介を受け森岡農園を訪ねてきます。
1町3反の施設とその中のユリ畑の広さと、その技術力に多くの訪問者は感銘を受け、ユリといえば森岡農園と、業界の中で高い知名度を得ています。
東芝製のヒートポンプ
SDGsの取り組みについては、地球環境を考えるといった大それたものではなく、普通の生活のなかで、子供たちのためにできることしっかりやっていうことだと思っています。
まずは、できることから手をつけるとして、ヒートポンプを導入し、重油の使用量を削減しました。
ハウスの加温は原則ヒートポンプを利用し、土壌の蒸気消毒の時に重油を利用しています。土壌消毒は、農薬ではなく、蒸気による熱を使うようにしています。
省エネは、前述のとおりヒートポンプを導入しています。
ユリの栽培では暑い夏の栽培に特に技術が必要です。暑い夏に、被覆を増やし日照量を減らしてしまうと、ハウス内の温度が上がることは防げますが、今度は日照不足で十分な光合成ができず、ユリの生育が悪くなります。
森岡農園では、原則すべてのハウスにヒートポンプを導入したことで、夏に冷房ができるようになり品質が向上しました。
室内の温度管理には十分に気を配り、データと長年の勘により最低限度の冷房と暖房により高品質のユリの栽培を目指しています。
CO2削減にいち早く取り組み、ハイブリット型園芸施設を導入しました。
その後、化石燃料を使用しないオール電化の施設園芸施設にしました。電気代の急騰により、光熱費が高騰しています。収益の悪化に対して、できることから取り組んでいくつもりです。
次の世代のために一歩前へ進みましょう。
皆様からのご連絡をお待ちしています